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梅雨は苦手です。
傘を持ち歩かないし、持ち歩くのが嫌いな人間なので、不便で仕方がないです。
ということで、今回もポエムなのかエッセイなのか、ただの何かをつらつらと。
「言葉」っていうものが最近気になっております。
特に弊サークルのやなぎちゃんもカクヨムなるものにweb小説なるものを投稿しております故、ここを見に来た謎の方々も是非とも目を通していただければと思います。
https://kakuyomu.jp/users/a_yanagi
こちらから是非。
個人的には…そうですね。「ヤンデレ女神」がやっぱりオススメでしょうか。あの女神なんかエロいし。なによりもアートワーク作っちゃいましたからね。
昨今のvtuber流行から「ネ申はネットに溢れすぎている」とかもオススメです。
以上宣伝でした。
で、なんだっけ?そうそう「言葉」。
最近、お仕事で外注にデザインの依頼を出すという仕事をやっていました。
最初の頃は外注の方に分かりやすいように必死に営業から投げられた指示を丁寧にかみ砕いて依頼を出してきたのですが、もう毎日10件、20件とか依頼するようになった時に、そんなんじゃ終わらん!と、営業からの指示を全部コピペで投げるようにしました。
外注からしてみればいい迷惑でしょうが、まぁ…こちらも仕事があります故…。
すると、まぁ過半数は普通にオッケーで通るんですよ。ところが、やはり一部の営業や一部の人だけ「指示と違うじゃないか!」と文句を言ってくるわけです。
それらの言い分と指示を照らし合わせながら眺めていたのですが、やはり問題となるのは「言葉」ですね。
Aくんの場合は、文章の構造化が上手くできないタイプ。
例えばこんな指示書。
「全体の雰囲気は参考画像のように、でも背景は参考02で、参考03のような色味、でも文字の色は参考04で、文字の効果は参考05…」
こういう文章と大量の参考画像が添付されていました。確かにこれではデザイナーは混乱しちゃいますね。
他にも「1000円OFF」の「1000とOFFの文字効果を変えてください!」という文章がスルーされたりもしていました。
そうして僕に「指示したものと全然違う!外注は何を考えているんだ!」と怒りをあらわにしていました。
俺に怒っても仕方ないだろ…と思うのですが、まぁまぁと。
「どう指示を書いたら、デザイナーが分かりやすいだろうか?」という考えが全くないんですよね。
もっと言えば「良い指示を書いたら、その分イメージ通りのデザインが上がってくるし、リテイクも少ないから両者winwinになる」という発想がないんですよね。
最近弊社のデザイナーがかなり減ったので、その分デザインをこなせる量が減ったということに文句を言っていたのですが、指示をちょっとわかりやすく書くだけでデザイナーの生産性も上がるということを考えてくれないものかと思うのです。
チラッと言っていたのですが、「クライアントがデザインの指示なんか細かくくれるわけがない!だから俺たちが考えている。そうなると指示書を書くのにも時間がかかるし手間がかかるから、デザイナーがなんかセンスを発揮してクライアントが好きそうなデザインを良い感じで作ってくれ!」っていうのが理想だそうです。
まぁ、言いたいことは分かるんですけど、クライアントとデザインの打ち合わせをしない!っていうのは、それは広告代理店の営業としてどうなんだろう?っていう気もします。これでデザイナーがお客さんと直接やり取りしたりプレゼンをする機会があるのなら話は別かもしれませんが…。
この流れで、外注に指示を出したところ「ふざけんな!」と怒ったのがスタッフB。
曰く「指示書に書いたまんまで作って送ってきやがった!この指示書に書いてあることから意図をくみ取ってより優れたデザインをするのがデザイナーの仕事だろうが!」だそうです。
正直、指示書に書いてあるままでデザインを提出するのはふつうに考えて当たり前のことだと思います。なぜなら仕事なのですから。たしかにデザイナーの矜持としてそのオーダーに+αを付ける時もあります。提案してもいいなら思いっきりチャレンジする時もあります。
でも、そうでもない仕事の時は基本指示通りに作ります。ましてや外注になれば猶更、デザインに対しての温度がつかめない。(+αもしたらダメ!っていうクライアントも当然いるから)
だから、外注からしてみたら「もらった指示以上の仕事をしない」というのは当然のことだと思う。
それに対して「渡した指示以上の仕事をしなかった!」と怒るのであれば、それは指示を出す人間の責任だと思うのです。
少し考えるといやらしい考え方ですよね…。軽く指示を出して、その指示に対してジャストで答えたら「こんなんじゃ足りねぇよ」という反応をして、指示を上回って答えたら「俺が求めてたのはそのレベルだよ」っていうの。
尊敬できる人や憧れのコーチからそんなこと言われるのは、まぁ分からなくもないです。でも、何かを教える人がそれを言うということは、部下に「これをベースにもっといいもの作ろうぜ!」って言ってチャレンジさせる余白を作らないといけないはずです。確かにこれなら部下に成長の機会や、デザイナーとしての+αの提案力が見につくと思います。
しかし、その立場ではない同じ社内の他部署の人間がそれを言ったところでデザイナーからしてみると「いやいやいや。じゃあそう言ってよ」と思ってしまうのではないでしょうか。あくまで仕事なんだから…っていう話です。
指示書は「言葉」です。あるいは文章?
自分の思ったことを相手に伝える行為はとても難しいです。
だからこそ、真剣に言葉を紡ぐ時っていうのは何度も推敲をして、色んな人にも読んでもらったりして、ちゃんと伝わるか確認する必要があると思います。
デザインもきっとそうです。僕らが思う言葉や感情や色んなものを、見知らぬ誰かのために届けてあげたい。
そう思いやる気持ち、姿勢。そして作品こそ素敵なデザインになると思います。
だから、僕は「言葉」を大事にする人や「言葉」を仕事にする人はとても素敵だなぁと思います。
もう少し、相手のことを思って「言葉」を紡げればいいですよね。
このブログは、もっと読むユーザーのことを思いやって書いた方がいいと思いますね。
もうしわけなか